1/17は阪神淡路大震災が発生した日です。
震災の教訓から、このタイミングで見直したいことを3つご紹介します。
- 高い所に置いてあるモノを処分する
- 家具を減らす
- 家具を固定する
拍子抜けするくらい基本中の基本なのですが、できていない家が案外多いのです。
この地震列島において、例えばテレビのリフォーム番組とかで「憧れの天井までの壁一杯の備え付け本棚」という映像をみるとゾッとします。
人って自分で経験しないと他人事で分からないのものなんですよね。自分だけは大丈夫と思うものなのです。
本棚から本が落ちてきて背表紙の角が頭にあたって怪我をして、痛い目に合って初めて気づいたりするのです。
引っ越し経験のある方は分かると思いますが、本を詰めた段ボール箱は持ち上がらないくらい重いですよね。
あれが頭上から襲いかかってくると思ったら。。
私は神戸で阪神淡路大震災を経験しました。
幸いにも家族は無事でしたが、全ての家具が移動して倒れ、モノが散乱してぐちゃぐちゃになりました。
私は当時学生でしたが、この時に強く実感したのは、モノや家財道具は凶器になるということです。
1.高い所に置いてあるモノを処分する
高い所に置いてあるもの=普段使わないものです。
普段使うなら手の届くところに置いているはずです。
見上げてみて、せめて埃のかぶっているものは迷わず処分しましょう。
当時の家にも、背の高い本棚がいくつもあり、その上には経年ためてきた埃まみれのだるま達や、小学生の時の絵の具セットや描いた絵が丸められて、これまた埃まみれで放置されていました。
地震と共に部屋中に埃が充満したのはご想像の通りです。
2.家具を減らす
凶器となる家具自体を減らすのが一番です。
中には、寝ていて倒れても大丈夫なところに一生懸命移動したり、固定金具を買ってきて家具を固定したりする人もいると思いますが、そんなことに労力を割くより、家具を減らすのが一番です。
家具を減らすと不思議とモノも減るのです。ニワトリが先か卵が先かということですが、家具を先に減らすのをおすすめします。
想像してみてください。
お寺のがらんとした本堂や、時代劇で登場する障子で仕切られた何もない畳敷の日本家屋を。
あの場で地震にあっても全然怖くないですよね。万が一倒れてくるとしても紙の襖くらいです。
続いて、今あなたがいる部屋を見渡してみてください。
どんな風景でしょうか。
3.家具を固定する
とはいえ、どうしても減らせない家具は固定しましょう。大きな置き鏡なんかも固定した方が良いです。
これは阪神大震災でなく、東日本大震災からの経験ですが(私は両方を経験しました)、チェストにのっていた大きめの置き鏡が倒れて落ち、ガシャンと割れました。
当時室内で犬を飼っていたので、ビックリさせてしまい、かわいそうなことをしました。
ということで、恐らく風景と化している特に背の高い家具や高い所に放置しているモノたちを、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
やるかどうかはあなた次第ですが。(^-^)/
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