履き物をそろえましょう
履き物をそろえると、心もそろう
心がそろうと、履き物もそろう
脱ぐときにそろえておくと
履くときに心が乱れない
誰かが乱しておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう

脚下照顧
禅語に【脚下照顧】というのがあります。
これは、脱いだ履き物をそろえましょう、足元をしっかり見ましょうという意味です。
履き物をそろえられないのは心が乱れているからなのです。
足元を見つめられないのは、気持ちがどこか浮わついているからでしょう。
足元は自分が今まさに立つところ、置かれた場所なのです。
そこからしか前への一歩は踏み出せないのです。
踏み出す足元が緩んでいると次の一歩も揺らぎます。
まず、今この瞬間の自分に意識を向けることが大事なのです。
そして、もう少し心が成長して余裕がでてきたなら、次は周りを見渡して、周りの人にも手を差しのべましょうということなのです。
世界中の人、地球上の植物、動物、全てのいのちに、心を傾ける余裕を持ちたいものです。
