こんにちは、まろです。
今回は、私が自分の「価値観」つまり、自分が何に価値を感じるのかを客観的に自覚したことで、様々な場面における選択・判断スピードが上がり、選択・判断ミスも防げるようになって、より有意義な時間を持つことができているので、その「自分の価値観」を自覚する方法をご紹介したいと思います。
本からの引用となります。
「insight 〜いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力」 ターシャ・ユーリック著 英治出版 →amazon
こちらの著者は、組織心理学者・研究者・作家で、企業のCEOや起業家、何千人ものリーダーたちの自己認識を向上させ、成功へ導いてきた方です。
この本の内容としては、自己認識が如何に重要か、かつ自分が如何に自己を正しく捉えられていないかが語られていて、自分を客観的に理解し、その理解を自己成長につなげたい人にはお勧めとなります。
今回ご紹介するのは、この本の巻末資料に掲載されている自己認識ツールの一つです。
時間をかけて考えるワークが必要になるので、時間のある時にメモを用意して取り組んでみてください。
この後挙げる質問や価値観リストを、スマホやパソコン上のメモ帳などに写して、デジタルに作業されるのが効率的かと思います。
一度じっくり取り組んで自分の価値観を理解しておくと、この後の人生が本当に有意義に過ごせるようになると思います。
「あなたの価値観とは?」
自分の価値観 〜 自分がどう生きたいかの指針となる原則 〜 を知ることが、(中略)自分がどんな人間になりたいかを定義する手助けとなる。
自分自身をより良く理解するための質問が用意されているので、考えてみてください。
自分の価値観を知るための6つの質問
- あなたはどんな価値観で育てられましたか? 自分の今の思考体系は、それらの価値観を反映しているものですか? それとも育てられたものとは違う視点で世界を見ていますか?
- 幼い頃や思春期における最も重要な出来事および経験は何ですか? それらが自分の世界観にどう影響を与えましたか?
- 職場や私生活で、どんな人たちを一番尊敬していて、その人たちのどんなところを尊敬していますか?
- 一番尊敬していないのはどんな人で、なぜそんな風に思いますか?
- これまでで最高/最悪の上司は誰ですか? そう思うのは、その上司が何をしたからですか?
- 自分の子供を育てたり、他人を指導するにあたり、一番伝えたいのはどんんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
いかがでしたか?
6つの質問に対する回答から、自分のありたい姿が浮き上がってくるのではと思います。
83の価値観リスト
次に、自分の一番大切な価値観を特定するために、83の価値観リストから絞り込みを行います。
先に述べた通り、次に挙げる価値観リストを一度全部コピーして、スマホやパソコン上のメモ帳などに写してデジタルに作業されるのが効率的です。
やり方としては、
- まず、次に挙げる83の価値観リスト全てに目を通して、「とても重要★/ある程度重要●/それほど重要ではない▲」の印をつけます。(「とても重要★」は10以上になるように)
- 次に、「とても重要★」だけをピックアップします。
- 2で抽出した「とても重要★」の中で、似たようなものはどちらかを選びます。
- 3で残ったものを更に10つに絞ります。
- 4で絞った10つの価値観を並び替えて、1位〜10位の順位付けを行います。
<価値観リスト>
- 受容
- 正確性
- 達成
- 冒険
- 魅力
- 協力
- 礼儀正しさ
- 創造性
- 信頼性
- 義務
- エコロジー
- 刺激
- 誠実
- 名声
- 家族
- 健康
- 柔軟性
- 寛容
- 友情
- 楽しさ
- 寛大さ
- 偽りのなさ
- 神の意志
- 成長
- 人助け
- 正直さ
- 希望
- 説得力
- 自律性
- 美
- 気遣い
- チャレンジ
- 謙遜
- ユーモア
- 独立心
- 勤勉
- 心の平穏
- 敬愛
- 正義
- 知識
- 余暇
- 愛される
- 愛に満ちた
- 熟達
- マインドフルネス
- 慎み
- ひとりに尽くす
- 体制に従わない
- 慈しみ
- 開放
- 秩序
- 情熱
- 喜び
- 人気
- 権力
- 変化
- 安らぎ
- 献身
- 思いやり
- 貢献
- 目的
- 理性
- 現在
- 責任
- 冒険
- ロマンス
- 安全
- 体力
- 自己受容
- 克巳
- 自尊心
- 自己認識
- 奉仕
- 性衝動
- シンプル
- 孤独
- 精神性
- 安定
- 忍耐
- 伝統
- 美徳
- 富
- 世界平和
トップ10を残していくあたりで、自分に対するなんらかの気付きが出てくるのではと思います。
いかがでしたか?
どんな価値観が上位に並んでいるでしょうか?
ちなみに私の1位は「健康」でした。
結局、自分が健康でなければ、自分の身の回りのことも、将来に向けても、人に対しても何もできない、十分にできないと考えたからです。
最大のパフォーマンスを出すためには、自分の健康が一番だと思うに至りました。
今回わかった自分が大切にする価値観の使い方ですが、
私の場合は、例えば、夜にご飯に誘われたとしても、食事や睡眠が乱れて「健康」に悪影響を及ぼすので、「行かない」と決めるまでのスピードが速くなりました。
また、私は「成長」も自分が重要視する価値観の上位に入っているのですが、例えば、自己成長のための投資は惜しまなくなりました。
なぜなら、自己成長することで自分が喜びを感じることを知っているからです。
で、確かに、自己成長のための学びや経験の機会は、とてもワクワクして楽しく、そこには喜びや幸せを感じている自分がいるのです。
例えば、「人助け」を選んだ人は、 ボランティア活動や募金などをしてみるとか、「家族」を選んだ人は、 常に家族を優先し、家族が喜ぶことを何かしてみるとか。
今回上位に入った価値観につながるような行動や選択を積極的に行うことで、自分が喜びを感じられ、幸せを感じることができるので、そういう価値観に沿った行動を積み重ねていけば、自ずと充実した、満足の得られる人生になると思います。
今回判明した自分の価値観を頭の片隅に置いておき、自分の行動指針にしてみるのはいかがでしょうか。