細胞たちの存在をリアルに実感した出来事

ミニマル思考

こんにちは、まろです。

日頃私は「37億個の細胞たちに生かされている」という概念で生きているのですが、とはいえ日常生活において、その細胞たちをリアルに実感するのはなかなか難しく、つい「私」という大きな一塊でとらえてしまいがちです。

そんな中、細胞たちの働きが身近に感じられたエピソードがあったので、お話したいと思います。

先日年に一回の人間ドックに行って来ました。

人間ドックでは、血液検査の結果だけは速報値として受診中に分かるようになっており、先生から「白血球が増えていて、炎症値も高いですが、風邪でも引いてますか?」と聞かれました。

その時、私は特に目だった自覚症状もなく、「身に覚えがないですが。。」と答えたのですが、その帰り道、なんだか身体がしんどくなってきて、夜に発熱したのです。

「昼間の白血球はこれだな」と合点がいき、「ウィルスが身体に侵入していて、それを白血球たちが総動員でやっつけにかかっていたんだ、ありがとう。。」となんだか泣けてきて、「これは「私」が彼らの働きを最大限にバックアップをしないといけない」と思い、ウィルスへの攻撃にエネルギーを集中してもらえるよう、消化が必要となる食事を控えて、筋肉や脳細胞へのエネルギー供給も最小限に留めるよう、早く寝ることにしました。

翌日も、細胞のことを思いながら、消化吸収が良く栄養価も高い卵雑炊を作って食べ、果物でビタミンと水分を取りながら、できるだけ身体に余計なエネルギーを使わせないよう安静にしていたら、夕方には平熱まで戻り、1日で回復してしまいました。

とはいえ、細胞たちも疲れているだろうからとその翌日も安静を続け、見事に元気を取り戻しました。

恐らく夏風邪だったと思うのですが、こんなに早く、それも発熱だけで回復したのは私にとっては珍しく、「大切にしたものから大切にされる」という言葉が頭をよぎりました。

「細胞たちへの思いが通じて、細胞たちがそれに応えてくれた」、「細胞たちとリアルに通じ合えた」、「対話しながら一緒に頑張れた」という感じがして、とてもうれしく思いました。(涙)

昔の「私」は、風邪を引いていても「自分」の欲望を優先して、食べたいものを食べたり、夜遅くまでテレビを見たり、少々症状が残っていても外に出掛けたりしていました。

だからこそ、症状も悪化し、治るのに一週間もかかっていたのだと思います。

今思えば、本当に傲慢で、細胞たちに苦しい思いをさせていたな、と反省しかありません。

逆に言えば、細胞たちのことを思い、細胞たちが快適に過ごせる状況を作り出す努力をしていれば、細胞たちはその思いに応えてくれるということが今回リアルに判ったので、これからも、細胞たちに生かされていることを忘れず、対話しながらサポートしていきたいと思いました。

この細胞たちに視点を向けることは、「私」というものが持つ欲望、煩悩から離れるための大きな助けになるのではと改めて思いました。

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