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40代になって解放されたこと

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こんにちは、まろです。

私は40代になって、本当に良かったと思うことがあります。

それは、「子供を産める可能性」から解放されたことです。

私は現在、独身、子供なし、一人暮らしです。

私は若い頃、あまり結婚への憧れもなく、家族を持つ自分も想像したことがなく、熱心に婚活をしませんでした。

しかし、身体的に子供を産める可能性がある30代までは、なんとなく子供が産めるうちは「ご縁があれば」という謎の期待を抱き、男性に選ばれるよう男性の目を気にした洋服、髪型、メイク、言動に気を遣い、本来の自分とは違う作り物の自分を一生懸命演出していたように思います。

30代になると収入も安定してきたので、毎日のようにファションサイトをのぞいては、「それを着て素敵になっている自分」を妄想して、次々と洋服を購入し、靴も足が痛くならないけどきれいに見えるパンプスを求めて買っては失敗しを繰り返していました。

洋服は100着以上あり、中には購入してタグのついたままのもの、一度も袖を通したことのないものもありました。備え付けのクローゼットに加えて、外置きのハンガーラック2本、衣類収納ケースも10箱以上はあったと思います。

靴も20足以上あり、下駄箱の棚板では収納しきれないので、百均で収納力を2倍にするグッズを買ったりして、工夫して収納していました。

化粧品も、美顔器からデパ地下コスメの万単位の美容液まで、ファッション雑誌でおすすめしているモノはあれこれと買っていました。

そういった外見の装いの買い物に、年間100万円以上カードを使っていました。

しかし、とうとう40代になり、「もう子供を産める可能性はないな」と自覚できた時、(少しは寂しい自覚ではありましたが)

もう男性に好かれる必要もなく、女性を磨く必要もなく、性別を意識することのない一人の人間として生きていけることにとてつもない開放感を覚えました。

今振り返れば、30代当時の他人の目を気にする生き方は本当にしんどかったと思います。

しかしそれは今だから分かることで、30代の頃は、今の40代の私のような心境は分からないので、そういう他人の目を意識した生き方が普通で、何の疑問も浮かぶことはありませんでした。

今のクローゼットは、全く色気のない、シンプルな洋服がゆったりとかかっています。

冠婚葬祭用の礼服を除いては、スカートは1枚も持っていません。

靴も、冠婚葬祭用を除いては、歩きやすいお気に入りのランニングシューズを色違いで3足のみです。(趣味の登山靴は別にあります)

バッグは、機能的にも見た目にもカッコよいリュックサックがお気に入りです。

シャツにパンツにスニーカー、リュックを背負って軽やかに出歩くのが今は最高に幸せです。

自分が本当に心地よいもの、お気に入りのものだけを身につけるこの楽しさ、喜び。

ここにたどり着くまでには長い年月を要しましたが、苦しみもがいた経験があったからこそ今の自分がある。

40代になって本当に良かったです。

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